IMAMURA-BUNSYOU

今村文章〜感性の文字起こし〜

Blackbird以前、以後

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Blackbirdを自分の物として歌えてこそ真のシンガーである。

太字にするとそれらしく聞こえるが、これは俺の持論である。

blackbirdはかの有名なビートルズの曲である。

「おう知っとる知っとる」と言いつつ「さてどのアルバムに入っていたかな」と先日CD棚をゴソゴソと漁った。

ホワイトアルバムに入っていた。

知っていたしいい曲だなあと思っていたのだが、この曲を弾いて歌ってみようと思ったのはほんの3日前くらいの出来事だ。

俺は元々ベーシストだったのでギターの基礎を知らずここまできたのだが、ここらで一丁ちゃんとギターを弾きたいと思ったのだった。

ボーカルとして大分歌って来たが、それもまた基礎を知らずここまできた。

それでいいじゃないかと言えばそれまでだが、俺はなぜか冒頭に書いた通りこの曲を完璧に自分の歌として歌う事こそ今やるべきことのように思っているのだ。

要はとり憑かれた。鳥だけに。

俺は3日前くらいにblackbirdになった。

150回この曲を聴いて、何時間もこの曲のギターの練習をしている。

やればやるほどこの曲の良さが分かって来る。

なぜ今の今までここまでこの曲に執着しなかったかは分からん。

そしてなぜこのタイミングで、45歳にしてこの曲に取り憑かれたかも分からん。

分からんが、この曲に今俺は入り込み俺自身がblackbird化している。

いろんなシンガーが歌うblackbirdを聴いては都度感動する。

なんていい曲なんだろう。

そしてそれぞれなんていい歌歌ってるんだろう。

俺はこの先どれくらいblackbirdのままでいるか分からんが、今月のライブまでは少なくともこのままだろうと思う。

blackbirdになる以前には見えなかった景色が見え、聞こえなかった音や声(それは主に鳥のさえずり)が聞こえる。

そしてそれらが聞こえると俺も鳥になり共鳴するのだ。

 

今日は休みだった。

午前中は昨夜の酒のこりをヒシヒシと感じながら水沢競馬などやりゆっくりと過ごす。

鳥になっているので馬券が外れても何も思わない。

悔しくないのだ。

そんな事にお金を費やすのはバカのやる事だと判断し(競馬がではなくこのシチュエーションでの投資がだ)昼飯にはつけ麺春樹のつけ麺をチョイスした。

いつもより小麦の風味を感じる。いい感じだ。

このまま俺は疲れた体を、いや羽を癒すべくママチャリで天国、高井戸温泉美しの湯へ。

神田川沿いをblackbirdを鼻歌で歌いながら漕いだ。

高井戸温泉は湯が濃い。

濃い湯とえらく冷たい水風呂を行き来しサウナを挟む。

完全なリラックス状態となる。

帰りも神田川沿いを漕ぐ。杉並の街並みは15時の段階で夕焼け一歩手前のカサっとした風景だ。

この景色は本当にたまらない。俺はこのカサっとした夕焼け前の時間帯の景色が好きだ。

西日に照らされ軽い足取り、いや疲れの癒た翼で俺は家へと飛んだ。

家に戻り15分ほど昼寝をしてblackbirdを歌いそして末っ子を保育園に迎えに行った。

 

俺は必ずこの曲を自分の歌にするのだ。

今は曲をつくるだの云々よりそれが一番の生きるモチベーションになっている。

blackbird以前と以後では俺はまるで別人なのだ。

 


Paul McCartney - Blackbird (Abbey Road studio LIVE)

 

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今村竜也のライブ情報
 
◻︎12/19(土)
◻︎下北沢ちょ美ひげ
◻︎今村竜也の年忘れ感謝祭2020
◻︎出演:今村竜也
◻︎OPEN 19:00 / START 19:30
◻︎CHARGE : ¥2,500-(+1D) 
◻︎着席15席限定
◻︎有料配信あり/配信チケット¥500※ツイキャスプレミアム
 
配信チケットの購入、閲覧は⬇︎

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