IMAMURA-BUNSYOU

今村文章〜感性の文字起こし〜

辞められない人たち

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宗ひろしという男がおる。

俺がその昔やっていたハートドロップスっちゅうバンドのファンで、お笑い芸人を辞め音楽の世界に踏み込んだ男だ。

知る人ぞ知るバンドMALCOでメジャーデビューしHEY!HEY!HEY!にも出たのだと言う。

ドリカムとボンジョビと対バンした事もあるらしい。

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ドリカム

 

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ボンジョビ

 

メジャーの洗礼を受け下北沢の街に戻って来たタイミング(何年前だろうか2008年くらいか)で再会したのだが、その時この男は完全なる石目であった。

俺はメジャーと契約した事はないが、こんな石目になるほど過酷な世界なのかと思ったもんである。石目とは皆さん有名人などに会って「ファンですう!握手してください〜」などと言って握手してもらった時に顔は笑っているが目が笑っていない状態、すなわち「ありがとうございます」などと言いつつも心ここにあらず状態の目の事である。宗ひろしは確実にこれだった。

街の底で音楽活動するうちにだんだんと人間らしい目つきになり、家庭などもち、今ではもう石目では無くなった。よかったよかった。

 

そんな宗ひろしと2年ぶりくらいに下北沢で飲んだ。

家族ぐるみの付き合いなので、二人で飲む事はごく稀だが、家族がいない状態で飲むと、コロナ問題、政治問題、生活問題、仕事問題などの話は2%しかせず音楽の話18%。残りの80%はエロい話で盛り上がった。

昼間っから何を話しとるんだと思われただろうが、5時間ほどノンストップでエロい話をして笑いすぎて喘息がぶり返す始末であった。

この男はネトウヨ化している時期もあったが、音楽で繋がっている仲間とはそんな政治的な思想の違いなどで仲違いする事はない。

俺的にはどんな思想、信仰、人種、セクシャルであっても面白い奴とはずっと友達(ずっとも)なのだ。

面白くない奴はスルーである。

まあとにかく俺はネトウヨ化していた(もう辞めたらしい)宗ひろしと大いに飲み大いに語りあって思ったのだが、この男もまたいつまでたっても音楽を辞められない人なのだ。

それは意地とか使命感にかられるもんではない。

辞めきらんのよ。依存しているし中毒患者である。

表現の方法、手段は色々あっていい。

とにかく俺たちは音楽とエロに依存しているところで繋がっているのだと思う。

 

ここまで書いて

「俺は果たしてこんな事を書きたかったのだろうか」

と冷静に思ったのだが、そもそも何を書きたかったかを忘れてしまった。

忘れるくらいの事なので大した事ではなかったのだろう。

まあ人生もそんなもんである。

嫁さんが「竹内まりやカバーセレクション」の録画を観出したのでここらへんにしておく。

以上

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そんな宗ひろしとのツーマンライブが決定!
◼︎06/12(土)
◼︎下北沢ちょ美ひげ
◼︎今村竜也の原点回帰シリーズVol.5
◼︎出演:今村竜也/宗ひろし
◼︎開場:17:30 開演18:00
◼︎チャージ2000円(+ワンドリンク)15席限定
◼︎御予約方法:今村竜也HPお問合せフォームより
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