IMAMURA-BUNSYOU

今村文章〜感性の文字起こし〜

ココロの花に

ココロの花に

2011年3月19日にユーチューブにスタジオテイク動画としてアップした。

日付を観ればわかるが、震災直後である。

震災後、余震が頻発していて原発も爆発したくらいか。

会社からは自宅待機の指示があり家に籠ってACの宣伝やら津波の映像やらを一日中見ていた。

仲間達と原発爆発後についてどうするべきかの議論をした。日本は終わりだとか、九州に疎開するとか。音楽どうこうなんてテンションではなかった。

テレビでは影響力のあるミュージシャンが募金を募ったり、被災地に向けて歌って励ましたりしていた。

影響力のないミュージシャンの俺は無力さをドンと叩きつけられ、何とも言えん気持ちになっていた。

誰かを俺の音楽で励ましたいなんてのはおこがましく、かと言ってライブやるぜってな感じでもなく、悶々とした気持ちってのが一番あっていると思う。

そんな中、無名の俺がどこかの誰かを励ましたいなどのアクのようなもんではなく、身近な人たちに向けて曲を書こうと思いたち書いた曲がこの曲だ。

大げさに言うとこうなるが、向井秀徳氏が3月16日に「ふるさと」をユーチューブにアップして、それにがっつり影響を受け「俺も俺も」となったってのが正直なとこである。

曲名も後で気づいたのだが、エレファントカシマシの名盤「ココロに花を」と類似している。

曲名を決める時は事前にググらねばならんと今は思う。

エレカシは大好きなのでまあいいかとも思うがビミョーな類似だなあと我ながら思っている。


今村竜也 「ココロの花に」

コード進行は1カポのG→Em7→Am7→D的な(正確なコードネームは分からん)これぞJPOPって進行で作った。

春、桜、別れみたいなテーマでベタな曲を書いた。そう言う曲を歌ってみたかった。

そして俺はこの事しか考えてないのか、ってほどの

形あるもんはいつかなくなるんですよ

だからいつまでも覚えていようね

エッセンスをバツバツに詰め込んだ歌詞になっている。

 

ココロの花に

作詞作曲:今村竜也

 

今まで過ごした人たちと

桜の下で笑いあう

それを眺めてる俺が昔の自分に重ねてる

 

白黒写真の思い出と

微かな記憶の片隅で

少し少しづつ今は思い出している

 

去り逝った人達の思い出を

そっとそっとココロの花に

この先には何かが待っているから

ずっとずっとココロの中に

 

それぞれが紡ぎ出す人生の

それが交わる交差点

誕生・入学・卒業・結婚・最後の日

確かにしるしはついている

 

今まで過ごした人達と

桜の下で笑い合う

それを眺めてる俺が思い出している

 

去り逝った人達の思い出を

そっとそっとココロの花に

この先には何かが待っているから

ずっとずっとココロの中に

 

キレイに散ってしまった花びらを

そっとそっと拾い上げて

家に持って帰る帰り道

夕焼けが照らす道

そっとそっとココロの花に

ずっとずっとココロの中に

 

美しい歌詞じゃないかと自画自賛している。

テレビでよくやる歌謡祭などで歌われてもいいんじゃないかと俺は思う。

音源

IMAMURA TATSUYA FOLK EXPLOSION名義ではバンドセットで録音した。

ベタな感じにしたかったのでストリングスをアイフォンのガレージバンド、アナログ出力で入れた。

渾身のギターソロもさだまさし大先輩の曲のような感じにしたかったのでリバービーな感じで入れた。

100テイクぐらいした記憶がある。

ココロの花に

ココロの花に

  • IMAMURA TATSUYA FOLK EXPLOSION
  • J-Pop
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

 

この曲も何やかんやで季節問わず歌い続けている曲になった。

先に述べた通り俺が曲書く時にだいたいそうなる

形あるもんはいつかなくなるんですよ

だからいつまでも覚えていようね

が凝縮されていると思う。

ココロの花に

ココロの花に

  • 今村竜也
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

www.tunecore.co.jp