IMAMURA-BUNSYOU

今村文章〜感性の文字起こし〜

整えてGO

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3月7日曇り

今日は5連勤を終え休みだった。

5連勤は疲れるなあなど思ったが、そもそも世の中のサラリーマンなどは5連勤が当たり前なのだ。

俺はサラリーマンだが、一般的なサラリーマンとは若干生活サイクルが異なる。

2〜3日働いては休みみたいなシフトが主なので5連勤はちょっとした重労働みたく感じてしまう。

まあぬるま湯に浸かっているのだろう。

休みって事でいつもの洗い物を終え、上履きやら靴やらを洗い、昼飯を食ったら髪を切りに行った。

1000円床屋だ。

順番を待っていると髪を切り終えたジジイが

「領収書お願いします」と言ってた。

店員が「宛名はどうされます」と聞くと

「順番待ちリストに書いた通り、社名の(どうやらアルファベットらしい)DとTの間はちょっと空けて、〜様に文字がかからないように、そしてなるべく小さな文字で書いてもらえますか、お願いしますね」と言っていた。

おかしな奴だなと思っていたら案の定、店員が書いた領収書をみて

「DとTの間が空いてないじゃないか、そして文字も大きすぎる。なんで言った通りに書かないんだ」と切れ出した。

店員は「あ、申し訳ありません。書き直します」と書き直したが、

「DとTの隙間が狭すぎるじゃないか、なんで言った通りにやらないんですか、おかしいじゃないですか」とさらに切れ出した。

店長らしき店員が

「じゃあ、お客様、自分で書いていただけますか」と言うと

「自分で書くとかそんなんじゃなくて、なんで私が言った通りの事が出来ないんですか、こんなくだらない事で時間を使いたくないんです。もう一度書き直して頂けますか、いい加減にしてください」と更にキレた。

俺は靴を脱いでそのジジイの頭をひっぱたいてやろうかとも思ったが静観した。

3度目の領収書も若干気に食わなかったみたいだが、

「もうこれでいいですよ。私もこんな事言いたくないんです。言われた通りにDとTの間を空けて小さな文字で書いて、様にかからないように書いていればこうならなかったじゃないですか、ほんとお願いしますよ。次回からはちゃんとしてくださいね」

と言って出て行った。

そのジジイは丸坊主だった。

バリカン買えば自分でできるだろうと思ったが、自分でできない事をお金払ってやってもらっとるのだから敬意を表さなければならないと思う。

金払ったから全部いう事きけみたいなのは違う。

しかし世の中こんなんばっかりやなあと思い見ていた。

 

先日ヨッチンに「今村さん、髪型サモハンキンポーみたいですね」と言われたので切りに来たのだが、くその果てのような茶番を見せら色々と考えさせられた。

髪型はスピッツのようなイメージで切ってもらった。

1000円なのでスピッツにはならなかったが、サモハンではなくなり満足した。

家でゴロゴロして4ヶ月ぶりに銭湯に行った。

5回水風呂をキメた。

やはり家の水シャワーとは破壊力がまるで違う。俺は僧侶のような気持ちになった。

その帰り道、粗大ゴミ置き場に良いテーブルが捨ててあったので拾って帰った。

テーブルが欲しくてニトリやらなんやらを見ていた矢先だったので嬉しかった。

神様はいるのかもしれないなと思った。

 

競馬のことしか考えなかったここ数ヶ月だったが、それに距離を置くことで日常に潜む面白い風景がよく見えるようになって来た気がしている。

俺の感覚は研ぎ澄まされている。

研ぎ澄まされているから見逃していた面白い風景が見えてきたのかもしれん。

そこら中にそれはあるのだ。

 

整えていこう。

本日の一曲はコチラ。

今村竜也で「SHADOW」

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